社員にやる気を感じられない、人材が定着しないなど、人材に関するトラブルが起きてはいませんか。人材に関するトラブルの多くは、人材配置が適切化できていない事が背景にあります。ここでは、人材配置は何が重要なのか、押さえておくべきポイントを3つ解説しています。人材配置の適切化に課題を抱えている企業は、以下を踏まえて組織改善に取り組んでみてください。
人材配置を適切化するには、社内の人材情報を記録に残し、スキルや価値観を可視化する必要があります。得てして日本の企業は、部署異動記録だけを残し、社員が何の仕事に就き、どのようなスキルを習得したかといった重要な情報の記録を疎かにしているものです。人材を適材適所に配置するには、部署の配属記録ではなく、スキルや価値観といった適性を理解しなければなりません。
人材配置の適切化には、マインドフルネスの考え方を取り入れる必要があります。今目の前の業務に集中できるように個人の能力に合った部署に配属し、主体性を発揮できる環境をつくりあげます。また、社員の現在のレベルや可能性を客観的な事実に基づいて評価することで、不安を和らげることにも繋がるでしょう。
人材配置の適切化は、長期的な課題であり一筋縄ではいきません。長期にわたりデータを収集し、効果測定・改善を繰り返していくことが大切です。たとえば、化粧品メーカーとして有名な資生堂はリバースメンター制度※を取り入れており、30歳前後の若手社員が役員と仕事を行い役員に助言する取り組みを行っています。若手だけでなく、役員レベルの人材にまでフォローを行う仕組みで、人材配置を適切化し続けているのです。
人材配置を適切化と一口に言っても、社員の能力・価値観は経験により変化していくため、何度も繰り返し調整が必要となるものです。若手から役員レベルの人材まで適材適所に配置するには、定期的にスキルの可視化や研修を実施していく必要があるでしょう。スキルの可視化は、外部ツールに頼ると、主観により評価が左右される心配がなくなります。下記のリンクより、才能診断ツールについてご確認いただけます。
個を活かすマネジメントは、企業の生き残り戦略として早急に取り組みたいところです。これからの時代、人手不足に拍車がかかり、ますます個の才能が求められていきます。業務の効率化や、省人化を図るためにも、個の才能を引き出す「タレントダイナミクス」を取り入れてみてはいかがでしょうか。タレントダイナミクスについて気になる方は、下記のリンクより確認してみてくださいね。