SDGsにいざ取り組んだものの、施策が失敗に終わる企業は少なくありません。SDGsは取り組めば必ず成果が出るというのもではなく、施策内容によっては失敗に終わる可能性も。ここでは、SDGsの失敗事例を3つ紹介しています。あわせて成功に導くための解決方法も掲載しているので、事業戦略の策定にお役立てください。
SDGsとは、持続可能な開発目標のことで、2030年までにより良い世界を目指す国際目標です。17のゴールが設定されており、169のターゲットから構成されています。人類が貧困・紛争・気候変動などの様々な課題に取り組むことで、安定的に暮らし続けられる世界を目指していきます。より過酷な環境になる未来を防ぐために、国内の企業も積極的に取り組み始めています。日本では17のゴールのうち、達成できているのは3つほどと言われており、まだまだ取り組みを盛り上げる必要があるのです。
ここからは、SDGsの失敗事例を3つ取り上げていきます。SDGsの取り組みに失敗した原因は何なのか、他社の取り組みから失敗要因を学び、自社の取り組みに活かしましょう。SDGsに積極的に取り組み、持続可能な企業を目指していきませんか。
実行タイミングを誤った
ことで炎上に
2020年6月、従来のバンドエイドに新しい色が加わり、より多くの人の肌に馴染む商品が出たのです。折しも、アフリカ系アメリカ人のジョージ・フロイドが、警察官の不適切な拘束方法が原因で死亡した事件の翌月でした。社会で大きく取り上げられているときに発表したことで、人種差別の問題が宣伝や営利目的に利用されたと取られたのです。(【SDGs企業の失敗から学ぶ】ジョンソン・エンド・ジョンソンへのSDGsウォッシュ批判問題より一部抜粋)
※引用元:大切な研修HP(https://next-training.jp/sdgs-company/78/)
トップダウンだけで
「終わっている」
トップダウンで行い、あとは担当者さんに「社内に周知、理解させるように」と丸投げの指示が出ているようなケースでは、「何をやっても社内に浸透しないんです、、、」「他人事何です、、、」と言う状況に陥っています。(SDGs JOURNAL中小企業が「SDGs宣言」で失敗しない為の5つのポイントより一部抜粋)
※引用元:SDGs JOURNALHP
(https://sdgs-support.or.jp/journal/thesesdgswillfail/)
担当者すら理解できておらず社内に取り込めない
SDGsを扱う担当者が分かるようで分からない状態なので、社内全体への浸透は更に高いハードルになります。また、社内での施策も本気の取り組みにならず、社内の人々や部署を巻き込んでいくことも難しくなります。( SDGsアントレプレナーズ [DAY5] 企業によるSDGs導入のよくある失敗より一部抜粋)
※引用元:SDGsアントレプレナーズHP
(https://sdgsjapan.com/company)
SDGsの失敗事例から分かることは、長期的な視点での計画を立てる必要があるということです。中長期的な視点で将来を見据えた事業計画を立て、マーケティングを行い、事業計画に必要な収益モデルを構築します。そのうえで、SDGsに取り組むメンバーの方向性・意識を統一させて、社内でSDGsの取り組みが浸透するようにしましょう。適したメンバーを選出するには、個人の能力を見極めることが大切です。
SDGsの失敗事例をふまえて、成功するための施策を取り入れたい方は、施策実行に尽力してくれる人材の選出から始めましょう。適材適所に人員を配置することで、個々の能力を最大化でき、SDGsの取り組みも成功しやすくなります。個々の能力を伸ばすには、才能診断ツールの利用がおすすめです。下記より、才能診断ツールについて詳しく確認いただけます。