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「帰属意識が低い」組織の課題解決方法

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帰属意識が低いと感じている組織に向けて、世間一般の組織が抱える課題と、解決方法を解説していきます。デジタル技術が普及している現代において転職ハードルは低く、現状に甘んじていると、社員が競合他社に流出する恐れも。優秀な人材を逃してしまう前に、職場環境を改善する必要があります。下記の課題解決方法を、ぜひ組織改善にお役立てください。

帰属意識とエンゲージ
メントは何が違うのか

人材流出や生産性の低さといった苦境を打破するために、帰属意識とエンゲージメントが注目を集めています。帰属意識とエンゲージメントは似て非なるもので、帰属意識は組織の一員である意識そのものを指しています。一方でエンゲージメントは、組織の戦略を理解し貢献する意欲のことを表しています。人材定着や生産性向上を目指すなら、社員が企業に貢献する意欲、エンゲージメントも高めることが重要です。

帰属意識・エンゲージ
メントが低い理由

組織や業務を好きになれない

帰属意識やエンゲージメントが低くなる理由としては、社員が組織や業務を好ましくないと感じていることが挙げられます。デジタル技術が普及している現代では、給与よりも仕事の意味ややりがいを求める人が増えています。方針やビジョンだけでなく、業務内容の意味や社会貢献の度合い、身に付けられるスキルや知見などを具体的に示す必要があるでしょう。

組織からの評価を感じられない

日本の企業は数値目標を追うばかりに、裁量がない仕事に就く人達が多く、些細な意思決定まで指示を仰がなければならない事態が発生しています。裁量がないにもかかわらず、数値目標を達成しているか否かだけで評価されるため、評価に不満を持つ社員は少なくありません。納得のいく評価を行うには、個人のスキルを見極めて、数値目標の達成以外にも評価項目を設定し、成長を実感してもらうことが大切です。

そもそも組織にそこまで固執して
いない

デジタル技術が普及している現代において、転職のハードルはかなり低いといえます。仕事の内容や給与などの情報を簡単に入手できるため、企業に見切りをつけるタイミングが早まっているのです。一昔前までは無理をしてでも組織に貢献しようという慣習が浸透していましたが、組織を容易に乗り換えられる現代では固執する社員が減少する事態に陥っています。

適切なアドバイスを行う
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組織の帰属意識を高める
には

組織の帰属意識やエンゲージメントを高めるには、個人の価値観を理解し、スキルを明確に捉えて適材適所に配置する必要があります。異なる価値観を受け入れて、組織や仕事に愛着を持ってもらうことで、仕事にやりがいを見出せるようになるでしょう。また、各々がもっているスキルを理解した上で適した部門に配置すると、適正な評価を受けられるので、モチベーションの向上に繋がります。社員の個人スキルを把握するには、才能診断ツールがおすすめです。下記のリンクより、導入実績が豊富な才能診断ツールをご確認いただけます。

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「帰属意識が低い」組織に属するメンバーの声

帰属意識が低い組織に属するメンバーの声を集めました。エンゲージメントが低い状態が続くと、社員から不満の声が上がるケースは少なくありません。下記の事例をもとに、組織改善の必要性を今一度検討してみてください。

上司に尊敬できる人がおらず、
やる気がでない

産休育休などの最低限の制度は整っており、働きにくさは特に感じません。

ただ、「必要以上に頑張ろう」という気が全く起きず、会社に帰属意識もなく、正直申し訳ないですが、先輩上司誰一人と尊敬できるような方もいらっしゃいません

※引用元:Yahoo!知恵袋(https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13264365953

組織との関わりが薄く先行きが不安になる

常駐型派遣、今年で二年目になりますが、先が不安です…
客先にしかいないので、まず帰属意識というんですか、そういうのが全く持てなくなりました。(Yahoo!知恵袋の質問より一部抜粋)

※引用元:Yahoo!知恵袋(https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12150440942

メンバーが自ら動きたくなる「個人のビジョン」を掲げることも大切

社員の帰属意識・エンゲージメントが低い理由としては、個人のビジョンが見えていないという背景があります。個々のビジョンを大切にし、成長を実感できる環境を整えましょう。組織と個人のビジョンを用意し、仕事の意味や社会貢献度を知ってもらい、やりがいを創出することが大切です。メンバー自らが働きたくなるきっかけづくりを行ってみてくださいね。

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