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ポテクトの体験レポート

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詳細な資質分析ができる「ポテクト」。ここでは、自己理解を深めるための診断ツール「ポテクト」の特徴と、実際に試したレポートをまとめています。社員を客観的に評価して、自己理解とのずれを認識させたいと考えている企業は、以下のツールの特徴や事例をお役立てください。社員の自己成長を促す環境づくりを行いましょう。

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ポテクトとは

ポテクトは、50種類の資質分析と仕事力分析ができる適性診断ツールです。自己評価と客観的評価のずれを認識するために活用でき、組織分析に用いられています。分析は6つのシートに出力され、自分自身が認識していて、かつ客観的にも強みとして認識されている特性を発見することが可能です。分析結果を棚卸ししたワークシートも出力できるので、弱みを強みで補完するための目標設定が容易になるでしょう。

ポテクトのやり方・所要時間

ポテクトのメニューより、新規診断を選び適性検査を実施します。設問は全プラン共通で、プランは後から選択するスタイルとなっています。所要時間は傾向分析が24分間、自己分析アンケートが6分間で、計30分ほど必要です。150の設問に回答後は送信ボタンを押下し、分析結果を確認してください。設問の回答は3択で、判断に迷う場合や答えにくい場合はどちらともいえないという選択肢もあります。習慣・癖・過去の行動・資質についての設問が用意されています。

ポテクトの診断の特徴

ポテクトは客観的な評価を行うために、設問数が多めに設けられています。時間をかけて分析することで、自己理解のずれを確認するのに役立ちます。テスト実施後はおよそ30分で、分析結果のダウンロードが可能に。分析結果を6つのワークシートに詳細に出力するために、専用ソフトウェアで回答を処理しています。

ポテクトの診断結果の種類

ポテクトの診断結果の概要シートでは、強み・弱み・職種適性上位5位を紹介しています。自他ともに認める強みと弱みが5位まで表示されるため、認識のずれをなくし、自己成長へと繋げることができます。さらに、強みを5系統に分け、自尊敬・頭脳系・行動系・対人系・精神系の強み傾向を順位表示。チャートで確認できるため、視覚的に分かりやすくなっています。自己評価と客観評価の適合度も数値化されており、自己理解の有無を可視化できます。

また、ジョハリの窓も取り入れているので、確信できる資質・控え目な資質・気づかれにくい資質・眠っている資質の4つの領域について確認することが可能です。気質傾向もあわせてチェックでき、マイペース型・調和型・信義型・自己顕示型・思い込み型・自信家型の6つの中から自身の傾向を掴めるようになっています。

ポテクトの導入事例

ここでは、ポテクトを導入した企業の事例を2つ紹介しています。業界に合っている人を採用するために取り入れた企業と、新入社員を分析するために取り入れた企業の事例を掲載しています。自社に導入する際の目安にしてください。

客観的な分析で、新人の採用に役立った

とても活躍してくれる新人の採用に成功した。主観ではなく、客観的な分析結果も取り入れることで、偏りのない選考ができた。履歴書の印象はイマイチだった方が、テストの結果が良かったことで見方が変わった。(企業の導入実績 ①業界に合っている人を採用するための適性検査として活用より導入効果を抜粋)

※引用元:ポテクト公式HP(https://potect-a.com/to-company/to-human-resources-department/

内省を促して自己理解を深められる

客観的な結果から内省を促し、自己理解を深めることができた。新人同士で結果を見せ合い、強み・弱みの相互理解が深まった。(企業の導入実績 ②新入社員を対象に客観的な自己理解のツールとして活用より導入効果を抜粋)

※引用元:ポテクト公式HP(https://potect-a.com/to-company/to-human-resources-department/

【体験レポ】
ポテクトを試してみた

ポテクトの診断画面
引用元HP:ポテクト公式HP
(https://potect-a.com/product/summary/)

企業の採用選考や就活の際の自己分析ツールとして11年間で15,000件以上利用されてきた適性検査「ポテクト」を試してみました。

就活の際だけではなく、入社後の社員研修や組織分析ツールとしても活用されているようです。

「ポテクト」は簡単な診断結果のみを出力する無料のライトプランから、自分に合う仕事や仕事上で相性の良い性格など、より詳しい結果を知れる仕事力分析プランまで、計4つのプランがあります。

今回、私は一番人気とされているアドバイスプランを受験しました。分析結果をもとにした自分の強み・弱みに対するアドバイスを確認できるので、自分の行動と照らし合わせて多くの気づきを得たい方におすすめのプランです。

本レポートは、組織改善や人材育成に悩み、自他の才能を明確にする「才能診断ツール」に興味を持つ方にとって参考になればと思い、情報をまとめています。

ポテクト以外にも才能診断ツールのレポートをまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。

参照元:ポテクト公式HP(https://potect-a.com/)(2022年10月12日現在)

ツール概要

インターネット上で気軽に受験可能

ポテクトはユーザー登録をすれば、インターネット上で簡単に診断を受けることができます。

チケットを事前に購入し、結果をダウンロードする際に自分が受けたいプランに必要なチケットを使ってダウンロードする形式。

簡単な結果だけを知りたいという方は、無料で受験可能です。

今回、私は4つのプランの中で一番人気とされる「アドバイスプラン」を受験しました。

6枚の適性分析シートに加え、気質分析シート、ストレス分析シートの計8枚のシートが結果として出力されます。

また、自己PRを作成したり資質に基づく目標設定を計画したりできる3種類のワークショップシートも付属。

適性検査150問+自己分析50問の計200問に答えると思うと、設問数が多く時間がかかりそうに感じますが、1問あたり20秒以内に答えなければならないという時間制限があるため、直感的に選ぶことができ、想像よりサクサクと進められました。

適性検査150問は内容が分かりやすく選択肢も3つしかないため、ほとんど迷わず選ぶことができたのですが、自己分析50問は選択肢が7つほどあり、少し判断に迷ってしまうものが多いような気がしました。

適性検査は周りからの評価、自己分析は自分に対する評価が問われる問題のため、私のようにあまり自分自身を振り返ることをしてこなかった人は少し難しく感じてしまうかも。

自分の資質を4つの軸に基づいて分析

ポテクトはWebアプリから受験すれば、診断実施後15~30分ほどで結果をダウンロードできます。

ダウンロードの際にプランを選択する仕組みで、必要なチケット数が異なるので選び間違えないように注意が必要です。

私が受験したアドバイスプランでは、適性分析シート、気質分析シート、ストレス分析シートの3種類のファイルが診断結果として出力されます。

適性分析シートの結果、私を一言で表すと「『自分の人格が傷つかないように自衛しようとする心(プライド)』が強く、『身体を動かすことを好む性格』が弱い、デスクワーカータイプ」でした。

ポテクトでは客観的評価と自己評価の両方に基づいて分析されており、自分がどういうタイプなのか4つの軸に基づいて自分の資質が解説されています。

その4つの資質とは、自他ともに認める強みである「確信できる資質」、自分が思っているよりも他人に認められていない「気づかれにくい資質」、自分が思っているよりも他人に認められている「控えめな資質」、自他ともに認める弱みである「眠っている資質」です。

ポテクトの診断結果
引用元HP:ポテクト公式HP
(https://potect-a.com/product/how-to-check-potect-result/)

また、気質分析シートやストレス分析シートでは、それぞれ6種類の傾向とその特徴がまとめられており、自分にはどういう傾向があるのかを確認できます。

私の場合、客観的評価と自己評価にずれがあったり、適性分析シートで確認できる資質と気質・ストレス傾向の結果が矛盾していたりと、少し違和感を覚える部分がありました。

公式HPによると結果に矛盾が生じることも場合によってはあるようなので、柔軟に受け止める必要がありそうです。

また、自己分析がしっかりできていないという可能性もあるので、これを機に自分を見直す時間を設けるのも良いかと思いました。

個々の資質を活かすために
使うのが◎

パソコンやスマホさえあれば簡単に受験できますが、設問数が多いため人によっては回答に時間がかかってしまいそうです。

また、診断結果も複数のシートで出力され、すべて読むためには時間を要してしまうため、組織で活用するには1~2時間ほどまとまった時間を取って、受験・振り返りの時間を設けると良いでしょう。

自分の資質を深堀できる自己PRシートや、ポテクトの結果をもとに自分の資質をどのように業務に活かすべきなのかを考える棚多しシートがついているので、組織での目標を設定する際に使えます。

しかし、あくまでも個人に関する分析結果・目標設定なので、「組織全体を改善するため」というよりは、「個々の資質をどう組織に活かしていくのか」を考える場合に適しています。

客観的に自分を知れるツール

ポテクトの分析結果を受け、客観的評価と自己評価を同時に知れるのが面白かったです。

自覚はないが周りからは評価されている「控えめな資質」として、私は非効率な作業や無駄なことは改めたい性格である「改善力」が挙げられていましたが、私自身は効率を意識した取り組みを行えているとは思っていなかったため、驚きの結果でした。

また、それぞれの資質について、「その資質を持つ人は周りからこう思われる可能性もあるから気を付けるべき」「この資質を活かすにはこうした方が良い」などのアドバイスもあるので、今後の行動に繋げることができます

今回私が受験したポテクトの「アドバイスプラン」では、自分に対する分析しか知ることができないため、チーム単位などの大人数で一斉に受験し、チームリーダーなどが全員の結果を確認し、メンバーと一緒にそれぞれの資質を活かす計画を立てていくと良いかもしれません。

今回は主に日本で導入されている「ポテクト」を紹介しましたが、そのほかにも世界的に導入実績を持つ才能診断ツールがいくつかあります。

当サイトでご紹介しているので、ぜひ参考にしてください

世界で導入実績をもつ
“確かな”「才能診断ツール」を比較

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